ジョージア州で先月、53歳のマーク・マクレオドという男がマイリー・サイラスの最新作上映会のイベントにやってきて、マイリーにストーカー行為を働いたとして逮捕された。強い妄想を抱き、マイリーを執拗に追いかけ回してきたこの男を、しかし地元警察はあっという間に釈放してしまい、マイリー側やディズニーはこれを厳しく批判している。
マーク・マクレオドという53歳の男は先月、マイリー・サイラスを迎えて開かれる最新作『The Last Song』の上映会イベントのために、ジョージア州ティビー島にやって来ていた。マイリーの宿泊先の観察を続け、バルコニーに現われたマイリーの姿に部屋を特定、そこに大変プライベートなプレゼントを届け、通報を受けた警察官によって6月22日に逮捕された。
調べに対してこの男は「キャンプに来ているだけ」と語っていたが、ついには「自分はマイリーとは親友、彼女が遊びに来てと言った」、「結婚するつもりだ。その式には警察官も招く」などと語っており、妄想の強い、大変危険なタイプのストーカーであることは間違いない。
さらに話を聞くうちに、3月にもこの男は、マイリーの『Miles to Go』出版記念サイン会のために、ニューヨークにも出かけたこと、マイリーの人気TV番組に不気味なメッセージを届けたこと、2000ドルのダイアモンドの指輪に自分のヘンな品を添えて送ったこと、そして自宅PCには、数千もの未送信の手紙やマイリーの写真が残っていることも分かってきた。
しかし、ジョージア州の刑務所は常に過密状態、定員オーバーであることは有名である。翌6月23日にはマクレオドは拘置所から解き放たれてしまった。マイリー側は弁護士を通じてこれを猛烈に批判したが、同州チャタム郡警察は地元メディアにて、自分たちの判断に落ち度はないと強気の姿勢を見せている。
マイリーは大事なドル箱スター、しかも未成年である。ディズニー社はこの状況を真剣に受け止め本拠地のロス市警に連絡、今後しっかりとマイリーの身を守ってくれるよう頼んだようだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)