同じ年齢であり、故マイケル・ジャクソンとは大の仲良しであったマドンナは、現地時間の4日夜、ロンドンで再び始まった『Sticky&Sweet』コンサートにおいて、約束されていた通りマイケルを偲ぶ特別な演出を展開、観客は共に歌いながら涙した。
マドンナは、7日LAステープルズ・センターで開かれるマイケルの葬儀には、『Sticky&Sweet』ツアーのスケジュール上、出席できないが、コンサートでマイケルを偲ぶ演出をすることを約束、ロンドンのファンと共にマイケルを追悼したいと述べていた。
マドンナも大好きだという有名なヒット曲、『Holiday』を歌うと、ステージには幼い頃のマイケルの大きな写真が登場。そして “King of Pop”全盛期のマイケルに扮したダンサーが現われ、マイケルへの敬意を込めたパフォーマンスとなった。
『Holiday』は、“イヤな思い出やプレッシャーなんて忘れ、楽しく過ごさないと。きっと私たちには今、休暇が必要なのよ。この世の中からたった一日でいいから二人で脱け出し、全てを忘れ楽しく祝いましょう!” という歌詞でアップテンポの曲、マドンナはマイケルとのお別れを暗いものにはしなかった。
この会場はやはり「O2アリーナ」。マイケルがロンドン・カムバック公演『This Is It!』を開催する予定であった場所である。ファンらもマイケルを偲び、うつむいて祈りを捧げる人、 “Michael, I love you!”と絶叫する人、涙でボロボロになる人、様々にマイケルの死を悔やんでいたと伝えられている。
プレッシャーと病気と薬物依存に負けたマイケルの、50歳という早過ぎる死に涙が止まらなかったというマドンナ。厳しい自己管理の下、心身の健康を大切にし、家庭と仕事を両立させたいというポジティブなマドンナにも、改めて敬意を払いたい。
訂正とお詫び:マドンナのコンサート開催は現地時間の7月4日(土)のことでした。7日となっておりました部分を、勝手ながら訂正させて頂きました。謹んでお詫び申し上げます。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)