「LAステープルズ・センター」のサイトには、7日開催予定のマイケル・ジャクソンの葬儀に入場を希望する人々からの抽選申し込みが、1時間当たり7万人というペースで殺到し、当選確率は2~3%とも言われている。あまりの申込者の多さに、やはり当日のLAの街のパニックを予想し、心配する声が高まっている。
主会場である同センターが設定した入場可能人数は11000人。そのうち2500人は優先チケットとしてマイケルの親族や親しかった人々にあてられるため、一般の参列希望者はインターネットを通じての抽選申し込みとなり、ペア・チケットのため、当たるはたったの8750名のみ。
またすぐ向かいの準会場「ノキア・シアター」にて、中継画面で葬儀の様子を見ることが許される入場チケットに当選する人は、6500人と設定されている。
抽選申し込みの締め切り期限は米国時間の4日午後6時だが、1時間ごとに7万人以上というペースでサイン・アップされているため、最終的には申し込みは50~70万件とみられ、その場合、いずれかの会場への入場券が当たる確率は100人あたり2~3人という計算になる。
その数字を “非常に望み薄” と捉える人ですら、全米各地から交通手段と宿泊先をとにかく確保しようと必死。何しろ7日はもう目前、今からでも手に入る航空チケットや長距離バスや鉄道、そしてホテルを求めネットや電話で予約を焦り、5日の当選発表以降は、ホテルもエアラインもキャンセル対応でてんてこ舞いであろう。
だが入場券は当たらなくとも、またホテルや航空券などは無くとも、周辺各地から未知数のファンが街に集まってくることが予想され、7日のLAダウンタウンは、平日にも関わらずパニックになってしまうと見られている。
ロサンジェルス市とLAPDによる厳重警備態勢はもちろんだが、近隣のビジネス・オフィスでは対策会議が開かれ、ニュース・キャスターらは「皆さん、その日は自宅TVでマイケルのために祈りを捧げた方が賢明ですよ」と、呼びかけている。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)