writer : techinsight

人生最良の横顔を木製オブジェで残しませんか?

自分の、或いは大切な人のポートレートを木のオブジェで残そう。トリックアートで横顔を表現する木製オブジェの製作サービスが今注目を集めている。


木製インテリアの製作などを手掛ける株式会社綾取りは、自社が運営する代表的な創作木工サイト「日々木」にて、代表的なトリックアートであるルビンの壷をイメージしたオリジナル木製オブジェ「横顔のある風景」の製作および販売を開始した。

今回、株式会社綾取りが製作・販売する「横顔のある風景」は、人間の錯覚現象を利用した代表的なトリックアート「ルビンの壷」をモチーフにした木製オブジェだ。

「横顔のある風景」では、まずは対象者の横顔を撮影した画像データをもとに、独自の計算式により顔の高さや凹凸を実寸サイズで算出していく。これは実用新案登録済みの技術だ。その後、顔の型版を作成し、その型版を元にして木の塊から木工ならい旋盤で削っていく。そして、職人による細部の手仕上げを行い、柔らかい横顔の表情をリアルに再現するというものだ。

オブジェの素材となる木材は琉球松を採用。琉球松は沖縄の県木として知られる二葉性の松で、沖縄の樹木の中では最もきれいな木目を持つ希少樹木だ。「横顔のある風景」ではこの琉球松のみを贅沢に使用した寄木を削り出す形でオブジェを製作する。

製作期間は4週間前後で、販売価格は送料・税込みで8万8千円となっている。完成したオブジェは、同じく横顔に形取られた専用の桐箱に入って自宅に届くという。

自分自身の記念日はもちろん、祖父母の結婚記念日や子どもの入学時など、人生の節目の「横顔」をいつまも残しておくことのできるオブジェとして価値ある贈り物になりそうだ。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)