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海外産のパッケージソフトをダイナミックに多言語化 ローカライズソフト Multilizer 2009の公開ベータテスト

海外産のパッケージソフトを日本で展開する場合、メニューやポップアップ、ダイアログやオンラインヘルプなどの日本語化作業が必要になる。
今般、ユーザー視点で的確な翻訳を行いながらローカライズを行うツール、Multilizer 2009の公開ベータテストが、やなさ株式会社によって実施される。

本製品は、ソフトウェアのユーザーインターフェイスや、付随するデータベースおよびドキュメントの翻訳を行うための専門的なツールである。

過去の翻訳メモリから自動翻訳するバッチ翻訳機能や富士通Atlas・Google翻訳と連携した(日⇔英)機械翻訳機能を含む「翻訳支援エキスパート」、原文の同じ訳文を自動伝達し生産性を向上させる「生産性エキスパート」、30以上の検証ポイントで品質評価を行う「品質エキスパート」、プロジェクトの進捗をリアルタイムで表示する「統計エキスパート」、ダイアログやメニュー等のリソースをWISIWIGで翻訳できる「ビジュアルエディタ」など便利な機能が満載となっている。

翻訳した内容はTMXに保存、SDL Tradosとの連携にも対応している。

海外産の日本語ローカライズだけではなく、国産の優秀なパッケージの外販に置いても同様に多言語化することで、世界展開が可能となる。

ベータテスト参加者は、同社のサイトから申し込みすることとなる。参加特典として、製品版購入時に15%オフの優待が与えられる。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)