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Microsoft Accessの限界が見えたらSQL Serverにアップサイズしよう「現状打破激震」インフォース

株式会社インフォースは、世界初のAccessからSQL Serverへのアップサイジングソフト「現状打破激震」を完成した。
すごい名前の製品であるが、果たしてどんなソフトなのだろうか。

Miceosoft Office SystemのProfessional版に同梱されるデータベース管理ソフト「Access」は、業務要件を知り尽くしたエンドユーザーが、比較的簡単に業務用アプリケーションが構築できるコンポーネントである。

その手軽さから、多くの部門別システムにおいて使われているが、難点もある。データベースの規模が大きくなったり、ネットワーク越しに複数ユーザーが使うような局面になると、処理速度が低下したり、同時アクセスによる不具合が発生したりする。

また、セキュリティー上の懸念があり、バックアップができない等の脆弱性を持ち合わせている。

システムの規模が大きくなってきたら、Microsoftの基幹系データベースマネジメントシステムである SQL Serverへの移行が推奨されるが、システムインテグレータにこの作業を依頼すると、設計の見直しやストアドプロシージャ(一連の処理手順をプールしたもの)の新規開発などにより、工数が大きくなるというジレンマがあった。

今般、世界で初めて、SQL Serverへの移行作業の自動化に株式会社インフォースが成功し、日本で初めてマイクロソフトの世界カンファレンスに出展、発表した。

SQL Serverで動作するシステムは拡張性と安定性が高く、全社的な業務システムの構築が可能だが、開発はエンドユーザーにとっては敷居が高く、ベンダーに外注することになる場合がほとんどだ。

その場合、網羅すべき業務要件のすり合わせに、多大な時間と労力とコストを要するが、エンドユーザーがMicrosoft Accessでひな形を構築し、そこに網羅された業務要件を、そのままSQL Server版にアップサイズすることで、非常に使いやすく、実務に即したシステムができる。

この「現状打破激震」は、7月13日より7月16日まで、米国ニューオリンズで行われているWPC(マイクロソフトワールドパートナーズカンファレンス:世界中のマイクロソフトのパートナーが集まる大規模なカンファレンス)で世界に向けて発表されている。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)