10日、「やりすぎコージー」から派生したイベント「やりすぎフェスタ2009 劇場版 やりすぎ芸人都市伝説」の公演チケットの手売りキャンペーンが行われた。ノンスタやフルポン、しずるなど人気若手芸人自らがチケットを販売するというファン感涙のキャンペーンであったのだが、はんにゃからの参加は川島のみ。金田の不参加はその人気ゆえ予想されるトラブル回避と考えられる。
金田の人気は凄まじい。登場しただけで黄色い声が飛ぶ様はまるでアイドルであり、金田のファンの多くは彼のことを“おもしろくてカッコイイ”男だと認識していることがわかる。月9での出番の少なさにがっかりしたファンも多そうだ。
私見ながら、ティーンエイジャーのファン心理はやや独特であるように思う。対象のすべてが素晴らしく感じられる、あばたもえくぼの恋心に近い。誤解を恐れずいえば、金田は確かに見られない顔ではないが、私の中の格好いいという言葉には当てはまらない。個人の主観による嗜好といってしまえばそれまでだが、金田のファンが金田を格好いいと思うのは、単純に金田のことを好きだからだ。
そんな盲目的なファンの目には、金田がなにをしても格好よく、または可愛らしく映る。ファンのリアクションが常に黄色い声というのは少々不憫だ。金田はあくまでお笑い芸人であり、ついつい『面白いと言われる方が嬉しい』とこぼしてしまうのも無理はない。
しかしながらファンというものは芸人からすればありがたいものであり、声援は時にギャランティ以上の力となる。応援してくれているファンを排除することは当然できない。また、人気者ゆえの弊害を現在進行形で口にすることはバッシングの対象ともなりうる。非常に苦しい立場であろう。
また、金田はどこへ行っても見かける熱狂的なファンについて『嬉しい反面、ちょっとキツかった』とも言っている。捉えようによっては天狗発言とも聞こえるが、しかしこれが23歳男子の等身大の思いであろう。過熱する金田人気に、本人は痛し痒しといったところか。
(TechinsightJapan編集部 三浦ヨーコ)