writer : techinsight

【ドラマの女王】長瀬の“彼女”が心配すべき人はアノ女。『華麗なるスパイ』

今回の【ドラマの女王】は、土曜9時『華麗なるスパイ』(長瀬智也、深田恭子他出演 日本テレビ系)。華やかな女性キャストに囲まれ、カッコいいスパイを演じる長瀬クン。現在同局で、夕方再放送中の『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』の時より男の色気が3割増し。前回クール「ザ・クイズショウ」がしょぼかっただけにドカンと一発ハデなドラマをぶちかましてほしい。

長瀬智也、深田恭子他、寺島進、世界のナベアツ、渡哲也、杏、KIKI、ライセンス藤原、友近、高田純次まで、バラエティに富んだキャストでスタートした『華麗なるスパイ』。
「ルパン3世」やアメリカのスパイ映画もろもろをミックスしたようなハデな演出に不景気さを吹き飛ばす。第一回スペシャルル版のゲストは井上真央。「花男」以来ひさしぶりの高校生役。

内閣総理大臣(渡哲也)の孫亜美(井上真央)の身の危険を守るため、彼女のクラスの修学旅行のバスに添乗員・として乗り込んだ詐欺師にて国家警察スパイの鎧井京介(長瀬智也・TOKIO)と、ガイド役のドロシー(深田恭子)。
爆弾魔が時限爆弾をしかけたバスは走り続け、生徒達の笑い声が「ある音程」に達すると爆発してしまう危機に。何とかうるさい生徒達を黙らそうとする京介は、理不尽な生徒たちによる亜美へのいじめを指摘する。静まり返った車内で、亜美が時限爆弾の起爆装置を解除させ一件落着、かと思いきや爆弾魔は、京介の下宿する定食屋「深川 安楽亭」の娘記者の平原三九(杏)を人質にとり爆弾バスを走らせる。
危機一髪、携帯電話から水が出る武器に救われてバスから逃げ出す京介と三九。三九はナゾが多い京介が気になる存在に・・・・。

ガチャガチャしているわりに、ストーリー展開も面白くスパイの司令部が用意した車が自転車だったり、笑いをさそうコワザも効いている。母のペンダントを握り締めると人がかわったように口からでまかせが出、政治家や高校生を騙す京介の演技。昔はセリフ棒読みだった長瀬がウソみたいに成長している。その変わりようは、「3でアホになる」世界のナベアツなみ。うまくなったなあ。

一部週刊誌では、長瀬智也の彼女もウカウカしていられない、“深田恭子の猛アタックの危険”など報じられていたが、豪飲食・二の腕プルンの深キョンのお付き合いは、「広くて浅い。」が基本(堂本光一・談)だから大丈夫。他ドラマで頑張る“長瀬の彼女”がホンキでとられるのを心配した方がいいのは、モデルにして俳優の渡辺謙を父にもつ杏の方だろう。若くさわやかな杏は“彼女”の女優とタイプがカブリ、結婚しちゃえばハリウッドスターのケン・ワタナベが義理の父になる。野心家の長瀬なら“乗り換え”もありうる。ってありえない。われらが『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』の長瀬智也は、決して出世に目がくらむ男では無いのである。意外に同世代のKIKIに走ったりして・・・・・。といった裏の恋愛模様にも注目である。
(TechinsightJapan編集部 クリスタルたまき)