writer : maki

【どっちが勝ち組でショー】ガンダムVS鉄人28号。東西等身大ロボット対決!

世代を越えて今も人気を保つ「機動戦士ガンダム」の等身大のロボット像が、都内お台場の潮風公園に作られており話題となっている。一方、関西の地、神戸市長田区にはガンダムの先輩となる鉄人28号の等身大像の組み立てが始まっているのだ。今回は東西に等身大ロボットとして登場するガンダムと鉄人28号の対決だ。

TVアニメ「機動戦士ガンダム」は1979年4月7日に放映された。今年の4月7日でちょうど30周年だったのだ。
30周年を記念して作られたのは約18mに及ぶ世界初となる等身大の立像で、頭部や各部に50箇所が発光する上にミストを噴射する仕掛けがなされている。
しかも、頭部は動くというから単なる像ではなく、動きもある迫力のガンダムとなりそうだ。
これまでにも横になった等身大像はあったという。やはりガンダムファンは等身大を見たいのだろう。
お台場の立像ガンダムはほぼ完成しており、イベント期間の2009年7月11日(土)~8月31日(月)に正式公開される。その後はどうなるか未定ということだ。

このガンダムはGREEN TOKYO ガンダムプロジェクトにより実現されたもので、「緑あふれる都市再生」「オリンピックをその環境都市・東京で開催する”緑のオリンピック”の実現」のアピールにも一役買っている。

一方の鉄人28号はその原作者の漫画家横山光輝さん(2004年没)が神戸市出身であることから話が浮上した。
阪神・淡路大震災で被災して以来復興への努力を続ける神戸市長田区の地元商店主が建設を計画したものだ。現在はパーツが現場に運び込まれてすでに組み立てが進行中である。
鉄人28号はアニメとしてよく知られるが、当時の人気はすごく1959年にテレビドラマ化、1963年にテレビアニメ化、さらにはラジオドラマ化までされているのだ。
TVアニメとしては1963年10月20日放映が開始された。
ガンダム登場の16年前のことである。
しかし、ガンダムが人気を誇る現代にあっても鉄人28号の人気は根強いのだ。
その後も新たに映画化、アニメ化されており、それを記念した精密ロボットが発売された。
数量限定で発売された「二足歩行型ヒューマノイドロボット鉄人28号」(身長:38cm、重量:約2.5kg)は399,000円という価格にもかかわらず、すぐに完売してしまったのだ。これも鉄人の人気の証明といえるだろう。

偶然の一致なのかロボット界の規準なのか二対の等身大ロボット像の高さは同じで約18mなのである。
不景気な話題ばかりの世の中に二体のロボットヒーローが元気をくれそうだ。

さて、今回の勝敗だが、ガンダム像は早くも7月11日から正式公開となり、8月1日(土)~31日(月)の1ヶ月間は“2016 東京オリンピック・パラリンピック招致サポートバージョン”ガンダムとさらにパワーアップするのだ。
鉄人28号像の完成は少し後の9月頃の予定なので先に活躍を期待してガンダムの勝ちとしよう。

いつもながらに編集部の独断で勝負を決めたが、ガンダムも鉄人28号も等身大の迫力は想像以上である。これは写真で見ても感じることができるので是非ご覧頂きたい。

ガンダム、鉄人28号に関して作製中の写真やイベントの詳細は下段の【参照】より該当サイトでご覧ください。
(TechinsightJapan 編集部 真紀和泉)