writer : maki

オバマも9.11も超えた?マイケル死去で変貌した米メディア。

マイケル・ジャクソンが6月25日に亡くなり、日本でもそのニュースや追悼番組が数日間続いた。世界各国でもマイケルの死を悲しむファン達の姿などが放送されたが、やはり地元米国でのメディアはマイケルに関する報道に注いだ力は異例だったようだ。

「キング・オブ・ポップ」と呼ばれたマイケル・ジャクソンが亡くなってから2週間が過ぎ、7月8日にはアメリカ・ロサンゼルスのステイプルズ・センターで追悼式が行われた。

式にはマライア・キャリーやスティービー・ワンダー、マジック・ジョンソン、ブルック・シールズなど世界のスター達が参列した。
一般ファンも含める会場に2万人が集まったと報道されている。
また、会場に参列できない人々もテレビやインターネットを通じて追悼式に参加したのである。

日本でもこの模様は報道されたが、それまでの2週間における地元米国でのメディア報道は異例の加熱ぶりをみせた。
特にテレビであるが、日常的には米国のテレビはあまり同じ内容の報道を繰り返さないといわれる。
例えば日本の場合は同じ事件やスキャンダルのニュースを繰り返し報道するが、米国テレビではあっさりとしたものなのだ。

週刊ポスト7月17日号に掲載された米国駐在記者によると、マイケル・ジャクソンに関しての報道は従来の米国テレビではありえない過熱ぶりだそうだ。毎日、マイケルのニュースや特集が流されており、その放映頻度はなんとオバマ大統領の就任時の報道レベルを上回るというのだ。
比較対照として適切でないかもしれないが、あえて引き合いに出せばあの「9.11」の時と同じレベルの報道ではないかというのである。

今回追悼式のニュースを見て改めて感じたが、マイケル・ジャクソンは米国における黒人の成功者として多くの者に希望をあたえた存在でもあったのだ。
米国民のマイケルの死に対する悲しみはそうした面からも他国民では理解できないものがあると思われる。
フィリピンでは囚人たちの更生の一環としてマイケルのダンスを踊るカリキュラムがあることも、彼の死によって世界に知られることとなった。いまさらながら彼が世界に与えたものの大きさを痛感させられた。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)