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中日逃げ切るも粗さ目立つ試合

7月5日、ナゴヤドームで行われた中日-巨人は、5-4で中日が逃げ切った。勝ちはしたものの、中日にとっては4点差から追い上げられた点や、無謀な走塁があった事からもけっして喜べる試合内容ではなかった。

巨人は初回、ラミレスの適時打で先制したが、その裏、先発・内海が中日打線にあっさち逆転を許してしまった。
「いつもの内海か……」
ファンから思わずこんな声が漏れそうな内海の立ち上がり。それでも中日の走塁ミスに助けられて、五回には1点差まで詰め寄ったものの、それ以降の反撃はならず。しかし、負けた巨人は当然だが、勝った中日にとっても喜べる勝利とは言えない内容だった。

この日の試合において、もっとも気になったのは三回裏、一塁に荒木を置いて、三番・森野の打球が左中間へ飛んだ場面。巨人・鈴木がすでに捕球していた事からも、あの場面は三塁で止まるべきだった。二塁を回った時点で捕球しているのに、無理して走る必要のない場面だったのではないか。荒木の走塁は三塁コーチの指示によるものだが、次の打者が四番のフランコだった事もあり、じっくりいけば良かったように見える。中日としては勝利こそしたものの、落合監督にすれば課題を残した勝利となった。
(TechinsightJapan編集部 林裕之)