米国発!Breaking News

writer : testjournalist

【米国発!Breaking News】Craigslistに「大麻売ります」広告を投稿した男を逮捕

“Craigslist”とはアメリカ合衆国内外約300都市毎の地域情報を掲載するコミュニティーサイトであり、不動産情報や求人情報など様々な情報を交換できる場である。一部の地域、カテゴリー以外は広告料は無料で、誰でも自由に「売ります。買います」のページなどに広告を投稿できる便利さが受け入れられている。しかしその便利さを違法な物品の広告に使用して御用となった男がいた。

クリストファー グレイはCraigslistの人気と便利さに便乗し広告を投稿したが、対象商品は大麻だった。グレイが掲載した広告には「420が必要ならこちら。ヘルプが必要な方は連絡を。」というメッセージが電話番号と共に書かれていた。420とは大麻を意味する暗号で、1971年にカリフォルニア州サン ラファエル高校の生徒達が仲間で集まって大麻を吸う時間を示すコードに使われたのが始まりだと言われている。

420というコードを見たマサチューセッツ州麻薬捜査官が、買い手になりすまして広告に掲載されている番号に電話をした。待ち合わせの場所に現れた二人の捜査官に少し疑いを感じたグレイが「警察じゃないだろうな?」と尋ねたが、否定した捜査官を素直に信じたグレイは約8gの大麻を45ドルで取り引きした。その直後にグレイは逮捕されている。

Craigslistを通して麻薬捜査官が逮捕までこぎつけたのは今回が初めてではない。マサチューセッツ州内では過去に2つの広告を通して4人を麻薬取締法違反で逮捕している。違法ドラッグの取り引きが薄暗い路地裏ではなく、オンラインショッピング上で行われている現実が恐ろしい。
(TechinsightJapan編集部 村居唯衣)