ピザの配達で終わるはずが救出劇にまで発展した。ピザ屋で働くクリス・ターナーはいつものようにピザの配達へ出た。テネシー州Smoky Mountainsの人里から少し離れたキャビンに辿り着いた彼は、そこに拘束された女性を発見した。ピザ配達ドライバーの救出劇とは?
被害者女性の証言によると午前11時50分頃に家の近くをジョギングしていたところ、顔見知りでもあったジャンセンが新しい車を見せたいと話かけてきた。彼女が車に乗り込むと、ジャンセンが身体を縛り上げ、そのまま200マイル以上も離れたキャビンへと向かった。そしてキャビンに到着後に彼女を強姦した。後の調査によるとジャンセンが彼女を誘い出すのに使用した車はレンタカーだった。
ピザの配達ドライバーであったターナーは注文を受けて午後8時にキャビンに到着した。ターナーは「玄関をノックして、出て来た男にクレジットカードの署名をしてもらうのに請求書を取り出した。すると若い女性がカウチの影からひょっこり出て来て、縛られてる両手を見せてきた。そして口パクで“警察に電話して。”と言って来たんだ。」とTVのインタビューで話している。
その後ターナーは配達の車に戻り、ピザを注文した男のナンバーを書き留め、近所の家から警察に通報した。セヴィアー群警察がキャビンに駆けつけ、カウチの上で拘束された24歳の女性を保護し、キャビンの所有者であるデイビッド・ジャンセンを誘拐、強姦の容疑で逮捕した。被害者はそのまま病院へ運ばれた。
事件の翌日、被害者と被害者の夫が、ターナーが働くピザ屋を訪れた。「彼女は僕に(自分が)大丈夫だってことを知ってもらいたかったらしいよ。そして僕がした事に感謝してると言っていた。」とターナーは言った。
(TechinsightJapan編集部 村居唯衣)