全米の女の子の熱狂的な人気を誇る、「ジョナス・ブラザーズ」の新曲がちょっとビミョーのようだ。現在カミーラ・ベルというラテン系美人女優と交際している次男ジョーが、前の恋人で人気カントリー歌手のテイラー・スウィフトへの当てつけともとれる、キツイ一曲を書いていたことが分かった。
「ジョナス…」は、16日に発売となるアルバム “Lines, Vines, and Trying Times” の8曲目に録音されている “Much Better” を発表したばかり。だがジョーが書いたというこの曲の歌詞が、ちょっとした話題になっている。
“彼女のギターには大粒の涙(注1)。
でも僕は全然辛くなんかない。だってようやく分かったんだ。
僕が求めていたのは、今目の前にいるこの子だったんだよ。
この子の方がずっとイイね。”
うーん、ギターを抱えた元カノといったら、どうしたってテイラー・スウィフトであろう。(注1)の部分は、スウィフトの悲しい破局の歌、“Teardrops On My Guitar” のMyをHer に変えただけである。
フッた自分への未練と怨恨を次々と歌にするスウィフトへのキツイ仕返し、現在の恋人カミーラへの愛の証明、そして高セールスを狙っての話題作りが複雑に絡まっているようである。
スウィフトはある時、カミーラ・ベルに会った途端にジョーはあっけなく彼女を捨てたと言い、”Forever and Always” という曲はその悲しみを歌ったものであることを認めた。急に連絡をくれなくなったあなた、一生ずっと私だけを愛してくれるって言っていたのはウソだったの?といった歌詞である。
若いといえどもソング・ライターに恋愛や人生の苦楽はとても大事。酸いも甘いもどんどん経験して欲しいものであるが、それでも特定の相手を想像させる歌詞はやはり避けた方がよいであろう。
ところで、スウィフトが王女様の役で登場する大変キュートな “Love Story”のミュージック・ビデオでは、大変仲良しだというマイリー・サイラスの恋人、ジャスティン・ガストン君を王子様役に借り、手をつなぐ上にちゃっかりキスまでしてしまう。
マイリーだって “ジョナス” の元カノである。ジャスティン・ガストン君というのは、ジョナスで泣いた女の子の立派な受け皿になってくれているではないか。これからは、少しガストン君も評価してあげようかなどとふと考えてしまった。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)