writer : techinsight

創立100周年で青電塗装復活!(京成電鉄)

上野-成田を結ぶ京成電鉄は、今月30日に創立100周年を迎える。全64駅の記念入場券を発売したり、21年ぶりに往年の人気カラーの塗装を施した車両が復活するなど、100周年を記念した様々なイベントが催されている。

(京成HPより)

まずは全駅記念入場券の紹介だ。京成電鉄の創立100周年を記念して発売するもので、全64駅の記念入場券や人気列車の乗車券のセットのほか、昭和8年に日暮里-上野公園間2.1kmが開業した当時の路線図、過去に発売した記念切符の紹介などを掲載している。7月1日より発売され、価格は1部税込み1万円。京成線の主要23駅で限定1000部発売される。

京成HPより

また、創立記念日にあたる6月30日、3300形の4両1編成を往年の人気カラーである青電色に塗装した「創立100周年記念列車」を運行することもあわせて発表された。

青電塗装はかつての京成線を代表する塗装で、現在はその色の車両は存在しない。長年京成線を利用するファンからは復活を望む声が高く、昭和63年にクハ2100形・モハ210形が引退する際に実施して以来、21年ぶりの復活を果たすこととなった。

当日は青電塗装車が臨時列車として京成上野-京成金町間を特急運転する。30日の14時より京成上野駅にて出発式を実施する。電車は14時19分に京成上野駅を出発した後、日暮里駅、青砥駅、京成高砂駅を経由して支線である金町線に入線。柴又駅を経て終点の京成金町駅には14時46分の到着予定となっている。

(京成HPより)

臨時列車のに先立ち、当日は10時から13時まで京成上野駅にて創立100周年記念オリジナルグッズを配布するとともに、記念列車乗車券も限定販売される。なお、この塗装車両は臨時列車として運行した後は、通常ダイヤにて運用する車両として継続運行する。4両編成であるため主に各駅停車での運用が予想され、運が良ければ翌日以降も乗車することができるだろう。

来年には新型スカイライナーのデビュー、そして現在の北総鉄道線を延伸させた成田空港への新ルートの開業も決まっている京成電鉄からますます目が離せない!
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)