writer : techinsight

「弁当男子」急増?男は手作り、女は自宅で。現代ランチ事情。

不景気の影響で、未だ平日ランチは500円未満が主流のようだ。アサヒビール株式会社の「お客様生活文化研究所」がランチ事情に関する調査を実施した。

調査は今月上旬にインターネット上で実施され、1511人の有効回答を得た。その結果、平日ランチは7割の人が12時から13時の間に取っていることや、平日ランチの形態は男性は「手作り弁当」が主流であるのに対して女性は「自宅で作って自宅で食べる」がトップを占めることなどが判明した。

まず、平日のランチを食べる時間について尋ねたところ、最も回答が多かったのは「12:00~13:00」で71.7%となった。「会社の就業規則によるため」(女性50代)、「学生なので休み時間にランチしている」(女性20代)など、会社や学校でランチタイムが決められているという声が多数寄せられた。以下、「13:00~14:00」が11.9%、「~12:00PMまで」が10.5%の順に高くなっている。

そして、平日ランチの形態について男女別に尋ねたところ、男性のトップは「自分または妻が手作りの弁当」で31.5%であった。安全・安心で経済的な愛妻弁当を評価する声が多く寄せられたほか、自らお弁当を作る男性も多いようだ。また、「市販のお弁当(コンビニ、弁当専門店、移動販売など)」が男性は25.6%、女性は21.1%となり、「外食」よりも、時間や場所を選ばない「お弁当」にも高い支持が寄せられる結果となった。

また、平日ランチにかけるお金は500円未満と回答した人が最も多く、外食派も500円から1000円でやりくりしている苦しい懐事情が明らかになった。さらに、外食ランチの定番を尋ねたところ、男性は「そば・うどん」「定食」「ラーメン」を挙げる人が多いのに対して、女性は「ファミレス」「イタリアン」「ファストフード」が回答の上位を占めており、ここでも男女差が明確になる結果となった。

男性からは「素早く食べられる麺類は時間の限られたランチタイムに最良」「外食ランチには安くてうまいものを食べる」といった声が挙がっている。また、女性からはランチメニューが充実していることや、女性一人でも入店しやすい点、子連れや女性同士の長居でも周囲が気にならない点などを考慮しているという意見が寄せられた。

今回の調査結果の詳細はアサヒビールの「青山ハッピー研究所」で公開されている。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)