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ファイル共有ホスティングサービス「RAPIDSHARE」にウィルス大量混入のおそれ

インターネット上には、自由にファイルをアップロードして、任意のユーザーに渡すことができるファイル共有ホスティングサービスが存在する。

その代表格ともいうべき、RAPIDSHAREにウィルスが大量に混入していることが発見され、セキュリティベンダーのG DATA Softwareが警告を発している。

ファイルホスティングのプロバイダーを介したウイルス拡散については、有害なコンテンツを匿名でアップロードでき、サーバやラインなどのインフラがしっかりしているため、単純であるにもかかわらず非常に効果的な方法とみなされてるのだが、ホストそのものは違法ではないので、有害サイトをブロックするフィルタリングにはかからない。

この盲点を利用して、ウィルス付きのファイルをアップロードして、そのファイルへのリンクURLをSNSやメールに記載して、拡散させるという手口が取られている。

当面、取ることができる対策として、次のような方法と心得が挙げられるだろう。

○ソフトウェアや音源などは、違法ファイルはもちろん合法ファイルであっても、正規のダウンロード先から入手すること。
○身に覚えのないメールやSNSのコメントに記されたURLは不用意にクリックしないこと。
○セキュリティソフトでは、圧縮ファイルもチェックするように設定すること。
○インターネットから入手したファイルは、必ずウィルススキャンを行うこと。特に圧縮ファイルはスキャンしてから解凍すること。
○ウィルスソフトのパターンファイルを最新のものにアップグレードすること。

(TechinsightJapan編集部 真田裕一)