writer : techinsight

【テック腹ペコ隊】コーヒーハチミツと和三盆を使った至福の珈琲「カフェ・コンレチェ」

その昔、珈琲はブラックで飲むのが通だとされてきた。しかし、その道のプロである自家焙煎士はそれほどブラックにこだわっていない。
極上蜂蜜や和三盆といった最上等の甘味を加えることで、珈琲の香りと上品な苦み、ノーブルな甘みが絶妙のハーモニーを奏でる。そんなスペシャリティあふれる珈琲が、潤味コーヒー専門店 天秤珈琲カフェ・コンレチェだ。噂を聞きつけて、天秤珈琲の焙煎士 町田氏に取材を申し込んだ。

カフェ・コンレチェ・ミエール」は、最高級スペシャリティコーヒーを使用し、地下600mより湧出する天然鉱産ミネラルウオーター「いわまの甜水」と、蜂蜜本舗 佐々木養蜂園のグアテマラ産「コーヒーハチミツ」で仕上げた、無添加濃縮タイプのリキッドコーヒーだ。ここで「最高級」というのは、産地ブランドのことではない。純度が高く品質の良い生豆をブレンドしているので雑味が出ないのだ。そしてもっとも味と香りが引き立つと言われる焙煎後3日目ほどの豆を丹念に抽出しているから、珈琲の旬をとらえているのである。

そして極めつけは「水」である。いわまの甜水の「甜水」とは、舌に甘い水を意味する。古来、中国では良い水、おいしい水を甜水と記していた。その甜水を使って抽出しているから味の純度が高いのだ。

上品な甘みを醸すコーヒーハチミツは、グァテマラ産のコーヒーの花からとれたハチミツだ。色は濃くコーヒー色、味は酸味とコクがある。

天然水と最高級のコーヒー豆とハチミツの調和した「カフェ コンレチェ ミエール」は、ふつうは2倍に希釈して飲むように製造されているが、もしデミタスが好きな人であれば、原液のままなめるように飲んでもよい。ブランデーのような格別の味わいが楽しめる。

その「カフェ コンレチェ ミエール」の第2弾が、6月1日に新発売された。コーヒーハチミツに代わって和三盆を使った、その名も「カフェ コンレチェ 和三盆」である。

茶道を習っている人には、高級茶菓子の素材としてよく知られている和三盆は、徳島と香川県の一部で栽培される在来品種の「竹糖」という砂糖黍を原材料にした高級で希少な砂糖だ。こちらは、和菓子のこころを珈琲に込めた、すきとおるような甘みが絶妙な逸品だ。進物やお祝いに、また父の日のプレゼントなどで喜ばれそうな、個性派珈琲である。

取材に応じてくれた焙煎士の町田義則氏は、焙煎歴15年のベテランである。珈琲職人としてのこだわりは並々ならぬものがあるのだが、それを決してお客には強制しない。お客にはお客のこだわりがあるので、それを大事にして欲しいとのことである。だから、飲み方はホットでもアイスでも原液デミタスでも、そしてアレンジコーヒーにしてもかまわない。あえて記者の好みを書かせていただくと、ソースたっぷりのステーキを食べたあと、原液でデミタス風にして飲んだときが、抜群に美味であった。

街でカジュアルに飲むコーヒーも良いが、自宅でのくつろぎのひととき、おいしいお料理を食べたあと、極上の珈琲に酔いしれる。そんなステキな生活に、カフェ・コンレチェ・ミエールとカフェ・コンレチェ・和三盆が彩りを添える。

(TechinsightJapan編集部 真田裕一)