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阪神サヨナラ勝ちも不安消えない内容

6月28日に甲子園で行われた阪神-横浜は、3-2で阪神がサヨナラ勝ちをおさめた。今季低迷を続ける阪神だけに、このサヨナラ勝ちで勢いづきたいところだが、この日の内容はお世辞にもいいとは言えなかった。

0-2で迎えた九回1アウト満塁の場面で、代打・桧山がレフトへの犠牲フライを打ち1-2とし、続く関本が左中間を破る三塁打で、二塁走者の狩野と一塁走者の葛城が返り逆転サヨナラ勝ちとなったで。九回に爆発こそしたものの、それまでの阪神打線はどうにも雑に見えた。各打者が引っ張りにかかってしまい、横浜先発・マストニーのいいようにやられてしまった。けっして状態が良さそうに見えなかったマストニーだけに、余計に阪神打線の粗さが目立った格好だ。

今の横浜にこのような試合をしていては、上位チームに勝てる気がしない。横浜先発のマストニーは、特にコントロールも良くなく、いくらでもつけいる隙はあった。そんな投手を相手に凡打を積み重ねる様は、阪神ファンを苛立たせただろう。阪神からすればここから勢いをつきたいところだが、まだまだ安心して見ていられる内容ではない。
(TechinsightJapan編集部 林裕之)