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阪神過去の定位置見えてきた?

6月15日現在、阪神はリーグ5位。首位・巨人とのゲーム差は12.5ゲームとかなり引き離されてしまっている。昨季まではAクラス入りは当然だった阪神が、なぜ定位置が見えるとこまで来てしまったのだろうか?

まず気になったのは新井の成績。昨季は打率を稼ぐためにコンパクトなバッティングを心がけていたようだが、今季は本塁打数を稼ぐために元のバッティングに戻した結果、成績はここまで最悪の数字を残している。ようやく昨季と同じ三番に戻ったものの、お世辞にも調子が上向きとは言えない。
そして鳥谷である。開幕から三番で使い続けてきたが、どう考えても三番向きではない。本塁打を打てるわけでもなく、打率も毎年3割は超えない。得点圏打率が特別高いわけでもない球団として鳥谷を育成していきたい気持ちはわかるが、まだクリーンナップを張るだけの実力はない。今は七番・八番あたりを打たせた方が、相手チームにとっても嫌な存在なのではないか?

今季から真弓監督へと変わり、ファンの期待も高まっていたが現在5位という位置だ。横浜が昨季同様に最下位を独走しているため、この位置で済んでいるものの、いつ昔の定位置に戻ってもおかしくない。ブラゼルの加入によって、今後打線にどのような効果が出るかは今の段階ではなんとも言えないが、今の阪神に必要なのは新外国人獲得ではなく、若手の育成期間を設ける事なのかもしれない。

(TechinsightJapan編集部 林裕之)