writer : techinsight

【映画行こうよ!】『蟹工船』が、一人歩きする怖さ。

不況を背景に、若者層を中心にバカ売れしている小林多喜二のプロレタリア文学の代表作、『蟹工船』。この度、監督で俳優のSABU氏の脚本・監督により映画化される。松田龍平、西島秀俊、お笑いのTKOといった若者に人気のキャスティングを試み、時代設定は決まってない。(がナゼか近未来風。)“カニかま缶”付前売りチケットやアルバムの曲を歌うアーティストを一般募集したりとにかく宣伝も派手だ。今風な『蟹工船』に、今から76年前に、特高警察による拷問で死亡した多喜二の思いは届くのか。