カナダでギャンブルにのめり込んだ挙句に大金を失った男性が、カジノ側に責任があるとして訴えている。男性はVIP待遇で迎えられ、アルコールを過剰に提供されたことで「ギャンブルをするように促された」と主張しているようだ。『Windsor Star』『Fox News』などが伝えた。
カナダのオンタリオ州ウィンザーにあるカジノホテル「シーザーズ・ウィンザー」と州内のギャンブルを管理監督する「オンタリオ・ロトリー・アンド・ゲーミングコーポレーション(OLG)」が顧客から訴えられ、カジノで負けた分の34万2000カナダドル(約2900万円)に加え、50万カナダドル(約4300万円)の懲罰的損害賠償を求められていることが分かった。
訴えを起こしたのは同州に住むタルウィンダー・ショッカーさん(Tarwinder Shokar)で、2013年10月にシーザーズ・ウィンザーを訪れた際にギャンブルによって34万2000カナダドルの損失を出した責任はカジノ側にあると主張している。この訴訟が最近になってウィンザーの上位裁判所へと手続きがされたことで、メディアが注目している。
もともとギャンブル好きなタルウィンダーさんは訴えを起こす前に、同州の別のカジノ施設「エレメンツ・カジノ・ブランフォード(Elements Casino Brantford)」でもギャンブルによって大金を失っていた。彼はその直後に自暴自棄になって外へ飛び出し、トラックの前に身を投じて自殺を図ったが死に至らず、大怪我をした。
ところがこの怪我により保険会社から莫大な保険金を受け取ることができたタルウィンダーさんは、