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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】性的暴行を受け妊娠した14歳少女、出産中に死亡(パラグアイ)

人権擁護運動の国際組織「Amnesty International(アムネスティー・インターナショナル)」のアメリカ理事、エリカ・ギヴァーラ=ローザスさんはこのように苦言を呈している。

「この少女は出産中に亡くなることはありませんでしたが、10代の中絶を認めないことはじゅうぶん人権侵害にあたります。この妊娠は少女にとって明らかにリスクが大きいものでした。性的暴行されたという事実があるにもかかわらずパラグアイ政府当局が中絶を拒否したことは、少女の命、健康、品位をギャンブルに賭けたようなものです。しかも政府はこの少女に、住居を与えると約束しておきながら未だにその手配はされていません。」

「“10代の子供たちが性的暴行を受けて妊娠しても、母体にリスクがない場合は出産すべき”という考え方が根付いてしまうのは非常に恐ろしいことです。パラグアイは性的暴行を受けた被害者を守り、中絶は犯罪であるという考え方を改めるべきです。また近代的な避妊法を推奨し、女性が安全に妊娠・出産できるような“性と生殖に関する権利”に関する情報を発信していくべきだと思います。」

また、同組織パラグアイ担当のロザリア・ヴェガさんは「この国は科学に基づいた性教育を行わず、政府当局はカトリック信者が多いことを理由にして宗教的信念に基づいた法律を遵守するよう推奨しているのです」と話している。

世界保健機関によると、ペルーやニカラグアを含むラテンアメリカでは15歳未満での妊娠が増加しており、20代女性と比べて16歳未満の妊産婦死亡率は4倍と言われている。また保健省の統計によると、2015年に10歳~14歳の少女が出産した人数は889人にものぼるという。

画像は『9News 2018年3月23日付「Rape victim, 14, dies in childbirth in Paraguay」(Images: ABC Color)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)