米アーカンソー州から興味深い話題が飛び込んできた。教室でタバコを吸い、教師の顔に向かって煙を吐いた18歳の男子生徒。その愚行を教師が見過ごすことをしなかったため、このほど逮捕となったのである。

事件はアーカンソー州プラスキ郡にある「ノース・リトル・ロック高校」で昨年12月14日に起きた。問題の男子生徒はクリストファー・ダン（18）。その年齢での喫煙は同州では違法でないものの、教室内でタバコに火をつけることは厳禁。しかもダンは吸いながら黒板の方向に進むと、ロバート・ホリー教諭の顔に煙を強く吹きかけたのだ。

ダンのその行為は軽犯罪にあたるもので、ホリー教諭は熟考した末に警察に通報。別の生徒が録画した証拠映像もあることから、ダンは1月18日午前に逮捕・起訴となった。当時の教室でのダンとのやり取りについて、ホリー教諭は「最終試験を受けるために教室に入ってきたダンですが、（タバコを吸い始めたため）“君はテストを廊下で受けなさい”と命じると、彼はそれを拒否してあんな行動に出たのです」と説明している。

教室で仲間たちに囃し立てられ、バッドボーイとしてのウケを狙ってやって良いことと悪いことの分別を見失っていたダン。一方でホリー教諭は不都合なことを内輪でもみ消そうとはせず、きっちりと法的措置に訴える人物であった。まだ少年気分が抜けないダンは「まさか通報されるとは」と驚いているようだが、18歳に達した者の愚行に人々が寛容ではないことを少なくとも思い知ったはずである。プラスキ郡拘置所に収容されたものの、2,500ドルの保証金を支払うことで現在その身柄は保釈となっている。

出典：http://ujreview.com
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）