オーストラリアで今、18歳のそれはおしゃれなダウン症の少女がモデルデビューを夢見て大変な努力を重ねている。美容整形手術などに頼らなくても本当に美しくなっていると評判だ。
この画像はスウェーデンのメディア『metro.se』が伝えているその記事のスクリーンショット。ダウン症候群および先天性心疾患を持ちながらもモデルを目指して邁進中という、豪クイーンズランド州ブリスベンに暮らすマデリーン・スチュアートさん(18)の見事なビフォーアフター写真である。
大変な食欲でかなりのぽっちゃり体型であった昨年、モデルになると心に決めたマデリーンさん。親友やボーイフレンドに励まされながら、母親のロザンヌさんと二人三脚でダイエットやスポーツに励んで約20キロも体重を落とし、自分の美を引き出すメイクアップ方法を覚え、ファッション雑誌を読み漁っているうちにここまで美しく変わったのだ。
そんな娘について、ロザンヌさんは英メディア『dailymail.co.uk』に「マデリーンはとても賢くて美しい子、私にとっては特別な存在で、誰からも愛されています。協調性もあり親切で、バスケットボールの試合で相手チームの選手が転んだだけでも助けようと乗り出してしまうほどです」と褒めちぎる。運動神経もよく側転や逆立ちもOK。週に5回はプールで泳ぎ、ヒップホップダンスのレッスンにも夢中。それもこれも、彼女をモデルとして雇ってくれるエージェンシーからのオファーを心待ちにしているからだという。
誰もが“天使のようにピュア”と表現するダウン症の人々。彼らが書道、絵画、手芸、音楽やダンスなどで精進を重ねると、素晴らしいほどの才能を発揮することも多い。マデリーンさんの一途な望みと必死の努力が報われ、堂々とランウェイを歩く日が来ることを祈らずにはいられない。
※画像はmetro.seのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)