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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】イスラム国、中国人志願兵3名を処刑か。「東トルキスタン・イスラム運動」メンバーと中国紙。

シリア人とイラク人の兵士、外国からの志願兵で成り立つ過激派組織「イスラム国」について、脱走が続き内部崩壊もといった報道が流れている。そんな中、昨年には中国人の志願兵3人が脱走に失敗し、処刑されていた可能性があるという。

中国の英字新聞『Global Times』が5日、クルド人治安部隊当局者の情報として報じたところによれば、志願兵として「イスラム国」入りしていた中国人男性3人が、脱走を試みて次々と殺されていた可能性が高いもようだ。ある者は昨年9月にトルコに逃げようとしてシリアで射殺され、ほかの2名は12月下旬にイラクで斬首された。やはり脱走を試みたもので、6か国の外国人志願兵11名と一緒であったという。

この志願兵らは、テロ集団として中国当局から締め出されて以来、衝突を続けて来た「東トルキスタン・イスラム運動(ETIM)」という武装組織に所属していたもよう。この組織は2011年に新疆ウイグル自治区で警察官を含む住民を襲撃し、2013年には天安門前に自動車で侵入して炎上、43人の死傷者を出していた。そして昨年、呉思科(ウ・スィケ)中東問題特使が「100名ほど」と見積る中、約300名が志願兵として「イスラム国」入りしていた。中国・外務省の洪磊(ホン・レイ)報道官は、「どのような形であれテロは許されない。中国政府は世界の平和と安全のために国際社会と手を組み、東トルキスタン・イスラム運動を含むテロ組織と徹底的に戦う」と語っている。

警察組織ヒスパで集団脱走が起き、武装組織アルカイダの幹部をも「むごすぎる」と唸らせたことでもわかるように、恐怖のテロリスト集団「イスラム国」はそこを理想郷と信じて集まった人々に強い失望感を与えている。また、英語やアラビア語での疎通がスムーズに図れない外国人志願兵は虫けら同然の扱いを受けるといわれ、ここ半年間で120名の脱走兵がイラクおよびシリアで処刑されている。

※ 画像はshanghaiist.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)