今、英国王室が抱えている最もスキャンダラスな問題といえば、アンドリュー王子が未成年者との性的関係を持っていたとして訴えられてしまったこと。王室は完全に否定しているが、英米のメディアにはそれが真実であったとする情報が続々と入っているもよう。変わったところでは、こんなダーティなパーティの話も出ている。
「当時17歳でしたが、アンドリュー王子から3度にわたり性的行為を強要されました」として、このほど英国のアンドリュー王子(54)を訴えたのは、現在は米フロリダ州に暮らしているヴァージニア・ロバーツさん(30)。英エリザベス女王の名誉にかけて英国王室はこれを断固否定しているが、この写真(dailymail.co.ukのスクリーンショット)が示すように、王子とロバーツさんがプライベートなシチュエーションで親しくしていたことは間違いなさそうだ。
このスキャンダルが発覚したのは、2008年のある裁判がきっかけであった。そこでロバーツさんは、米実業家のジェフリー・エプスタイン氏が1999年~2002年にかけ、未成年の女の子らをセレブのもとに派遣する違法なパーティやエスコートサービスを展開していたことを暴露。エプスタイン氏を禁固刑に追いやったが、その中で彼女はアンドリュー王子もそうしたパーティが好きで、自分もそこに派遣された一人であったことを述べていたのだ。
さらにこのほど、“Tijana”と名乗る23歳のストリッパーがセルビアのメディア『telegraf』に、世界のセレブや富豪が集まるようなパーティに潜んだある危険について暴露した。数々の乱交パーティに派遣された経験を持つ彼女は、「王子はマスクを着けての乱交をずいぶん楽しんだみたいね。でもそうしたパーティは近年とても危険なものになっているの。“スロベニアン・ルーレット”と呼ばれる、スロベニアが発祥のセックスにおけるロシアン・ルーレットが流行するようになっているから」と話している。
真実を伏せたまま1人のHIV陽性者がパーティに投入され、感染の危険性を承知の上で乱交が繰り広げられるというもので、これもゲームのひとつだそうだ。アンドリュー王子側は乱交パーティに出席したことは一切ないと否定しているが、Tijanaさんは「セレブや億万長者など遊びに慣れすぎた人々がパーティで集まると、普通のことでは飽き足らないのか危険なゲームの要素が入ってくる。“スロベニアン・ルーレット”はそのいい例よ」と指摘する。
パーティにロシアン・ルーレットがつきものと言って思い出すのは、ビートルズの数多くのヒット曲を手掛けた大物プロデューサー、フィル・スペクター(74)が2003年に起こした事件である。若い女性ばかりを集めたパーティで泥酔したスペクターは、銃を手に「ロシアン・ルーレットをやろう」と持ちかけ、女優兼モデルのラナ・クラークソンさんが実弾に当たって死亡。有罪判決が下ったスペクターは、現在もカリフォルニア州立刑務所に収監されている。
※ 画像はdailymail.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)