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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】カラスに町が占領される!? 大変なフン被害に住民悲鳴。(米)

ゴミ荒らしに停電、野菜や果物といった農作物への被害など、これまでもカラス被害についてはあれこれ頭を悩ませてきた日本。今年は各地でやけにカラスが増加しているとして物議を醸していたが、どうやらアメリカでも同じことが起きているもようだ。

今、オハイオ州スプリングフィールドではカラスの数が急増しているとのこと。真っ黒でギラギラと光る羽、大きな体と鳴き声、空から降る大量のフン、荒らされるゴミや農作物。その光景はアルフレッド・ヒッチコック監督による1963年の生物パニック系サスペンス映画、『鳥』さながらだとして話題を呼んでいる。

まだヒトに対する攻撃性は確認されていないが、「クラーク郡歴史協会」代表のロジャー・シャーロック氏はメディアの取材に「カラスは3年前から急増しており、存在そのものが大変な威圧感になっています。5万羽もいるとみられ、いずれは木々や建物にダメージが出てくるでしょう。町を歩けばどこも大量のフンにまみれており、健康被害も心配されます」と語り神経を尖らせている。

人口約6万人の町にカラスが5万羽とは驚くような数字である。スプリングフィールドはコロンバスやシンシナティといった大都市の間に位置するが、温暖化により冬は暖かくなっており、大量の食糧ゴミが出る大都市からもそれほど離れていないため、巣作りにはちょうど良い場所であることを賢いカラスはよくわかっていると専門家は見ているようだ。ちなみに超音波を発するカラス撃退装置を導入したことがあるが、効果は長続きしなかったとのこと。カラスのフンにはそれなりの細菌が存在することから必死の洗浄が行われているが、その経費は膨大なものになりつつあるという。

※ 画像はkentucky.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)