かつてはナイスボディを褒め称えられたジェシカ・シンプソン(32)は、20代後半から体重が激増。妊娠後はその巨大化に拍車がかかり、周囲の人間が驚くほどに増量している。長女マックスウェルちゃんを出産後もその太りっぷりが話題になることが多く、「本当に以前の姿に戻れるのか?」と危惧する声も多くあがっている。そんななか、ダイエットプログラムを提供する米国「ウェイト・ウォッチャーズ(Weight Watchers)」社の新広告塔でもあるジェシカは、減量すべく日々努力を重ねている。
産後の女性の多くが「産前の体重に戻らない!」という切実な悩みを抱えている。ジェシカ・シンプソンにいたっては妊娠前から肥満傾向にあったため、産後はさらに超ビッグな姿に。そんな体を元のゴージャスプロポーションに戻すべく、また「ウェイト・ウォッチャーズ(Weight Watchers)」社との契約を守るべく、今のジェシカは連日のようにジムに通い、必死にダイエットに取り組んでいる。
「ウェイト・ウォッチャーズのプログラムがあるから大丈夫。」
そんな安心感ゆえに妊娠中も好きな物をモリモリ食べていたことを告白しているジェシカだが、プログラムを始めたからといって体重が自動的に落ちるわけではない。プログラムを始めることが「ダイエットを成功させてみせる!」というモチベーションにつながることは確実だろうが、プログラムの規定に従い日々ワークアウトに汗を流すという大変な努力がなければ、体重は決して減りはしないのだ。それを痛いほど知っているジェシカはせっせとジムに通い汗を流しているが、そこで知り合った同プログラムの仲間たちとは同じ悩みを抱えていることもあり良好な関係が築けているのだろう。ジェシカは自身のTwitterで、仲間たちにあるプレゼントを贈ったことを明かしている。
「グループの女の子達全員に、どれくらい歩いたのか確認できるよう万歩計をプレゼントしたの。」
こうツイートしたジェシカは、自らをも励ますかのように「1日に1万歩=5マイル(8キロ)よ! さあ歩きましょう!」とも続けている。
華奢な体に豊満なバスト。キュッとくびれたウェストまで誇っていたはずのジェシカが“全身豊満”になろうとは、誰が知りえただろう。だが悲しいかな、人は加齢とともに基礎代謝が低下。「以前と同じものを食べても太ってしまう」と嘆く人は多い。すでに30代となりかねてよりジャンクフード好きを公言しているジェシカが肥満への道を一気に進んだことは、何ら不思議なことではないのだ。だがそんなジェシカが、「歩く」という地道な方法をダイエットに取り入れ減量に取り組んでいるのだ。これだけ太ったジェシカが健康的なダイエットに成功すれば、それは「いつの間にか肥満体型になってしまっていた」という多くの人々にとって、どれだけ励みになることであろう。
「ダイエットの目標は定めていないわ。」
そんな風に語っていたジェシカだが、今は本気で美を取り戻すべく、そしてその若々しさと健康を維持すべく努力を続けている。ウォーキングの効能には生活習慣病の予防や肥満解消があげられるという。
そこで今回も、「レーザースタイリング」をはじめ、さまざまな痩身方法に精通している加藤クリニック麻布の総院長・加藤一実先生にお話をうかがうことにした。
―先生、今回のセレブ、ジェシカ・シンプソンですが、ダイエットのため1日8キロ歩くようですね。かなりハードな感じがします。
加藤先生「そうですね。ですが、ウォーキングは運動が苦手な人でも手軽に始められるので、人気があるようですね。それにジェシカさんは同じ目標をもつ仲間と励まし合いながらウォーキングしているようですので、それが良い効果をもたらしているのではないでしょうか。ダイエット仲間がいると、くじけそうになったときでも頑張れるものですよ。」
―ジェシカはダイエット仲間がいて恵まれていますね。そのような感謝の気持ちから万歩計をプレゼントしたのかもしれませんね。でもなかなかそのような仲間が見つけられない人もいると思いますが。
加藤先生「その場合は、ブログなどを利用するといいですよ。実はダイエットブログはとても効果があるのです。たとえば、その日に行った運動や歩いた距離、つまりカロリーをいかに燃焼したかを書きます。また、その日に食べたものを写真付きで掲載している人もいます。」
―ダイエットブログですか。どのようなメリットがあるのでしょうか。
加藤先生「自分で記録することによって、消費カロリーと摂取カロリーが把握できます。実際にカロリー計算することはないにしても、“ああ、今日は食べ過ぎたな”と思ったり、“野菜が不足しているから明日は食べてみよう”など、自分で考えるようになります。また、他の人からのコメントによって同じ目標の仲間ができたり、アドバイスをもらえることもあるようです。」
―近くに仲間がいなくても、似たような効果が得られそうですね。
加藤先生「はい。それに他の人にブログを見られていると思うことで、挫折しづらくなるようです。周りの人にダイエット宣言をすることも、同じく効果的なようですよ。」
さて、ジェシカは、数か月後、余分な贅肉を落としてメディアの前に姿を現すであろうか。その日を待ちわび応援し続けているファンは多い。
■レーザースタイリング http://www.laserstyling.jp/
■加藤クリニック麻布 東京院 http://www.katoclinic.jp/
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)