イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】俳優マーク・ウォールバーグ、「オレが乗っていたらあの9.11テロは阻止できた」と豪語してお詫び。

“極悪な暴力を重ねた不良少年がラッパーとして成功し、現在は実力派俳優”と言えばこの人、マーク・ウォールバーグ(40)である。しかしこのほど『Men’s Journal』誌とのインタビューで、あの9.11米同時多発テロ事件を振り返った彼は…。

06年の『ディパーテッド』や10年の『ザ・ファイター』で、実力派俳優としての高い評価を得たウォールバーグ。鍛え上げられたマッチョなボディは、カルバン・クラインの下着モデルも務めたほどである。まず先に、彼のここまでの人生を簡単にご紹介したい。

9人きょうだいというボストンの貧困家庭で育ったマークは、11歳の時に両親が離婚すると窃盗、ドラッグ、酒ととんでもない非行少年になり、殺人未遂容疑で施設に収容されるほどの激しい暴力事件を起こしている。その後、兄弟で“マーキー・マーク&ザ・ファンキー・バンチ”というラップ・グループを結成し、『グッド・ヴァイブレーションズ』が大ヒット。俳優としても成功した彼は、元モデルの妻レア・ダーハムとの間に4人の子供がいる。

さて、そんなウォールバーグが問題発言を放ったのは『Men’s Journal』誌との最新インタビューであった。まる10年が過ぎたあの忌まわしい9.11米同時多発テロ事件を振り返り、彼はこうコメントしていたのだ。

「オレがもしも子供らを連れてあの飛行機に乗っていたら、絶対にあんな惨事には至らなかっただろうな。ファーストクラスのキャビンには(オレのせいで)たくさんの血が流れ、どこか安全な場所に着陸しようよと、奴らをうまく誘導出来たと思うよ。」

この発言は当然話題になり、同テロ事件の大勢の遺族や被害者らがウォールバーグに対する不快感をあらわにした。本人もこれを知って反省したのであろう。このほど芸能情報サイト『TMZ.com』の取材を受けたウォールバーグは、以下のように謝罪している。

「もしも自分が乗っていたらあの時の乗客とは違う行動が出来たはずだなんて、何の根拠もない思索をあれこれと口にすること自体が、本当に無責任でバカげたことだった。遺族や被害者の皆さんには、僕の無神経な発言を心からお詫びしたいと思っている。でも皆さんを傷付けるつもりは全くなかったんだ。」

長いことやんちゃであったウォールバーグ。「そんなのオレに任せろよ。オレがガツンと一発喰らわせりゃ、奴らもオシマイよ」で通っていた“アノ頃”の意識、本分が40代になった今も延々と残っているのだろう。だが、不謹慎とは知りながら、ほんのわずかな期待を込めてふと考えてしまう。クールなファイターであるウォールバーグがその飛行機に乗っていたのなら、もしかすると…。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)