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writer : techinsight

【イタすぎるセレブ達】“Mr.ビーン”のアノ男が“天災的”スパイに? 新作映画「ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬」より、ローワン・アトキンソンのインタビューが到着!

ローワン・アトキンソンという名前を聞いてもピンと来ない方も、“Mr.ビーン”を演じた俳優といえば、一度見たら忘れられないあの個性的な顔をすぐに思い浮かべるだろう。そんな彼が“天災的”スパイになって、ジェームズ・ボンドに挑戦状をたたきつける(?)というアクション・コメディ映画「ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬」。主演のアトキンソンのインタビューが届いたのでご紹介しよう。

かつて英国の危機を救った敏腕スパイ、ジョニー・イングリッシュ(ローワン・アトキンソン)。しかし、今ではモザンビークでの任務でヘマをしたことから自信を喪失し、チベットの僧院に引きこもり状態。そんな彼に、新たにミッションが下された。それは英中会談を控えた中国首相の暗殺計画を阻止すること。今後こそ失敗は許されないジョニー。そんな背水の陣の緊迫した状況から、笑いが生まれる? さて、アトキンソンはこの映画をどう見ているのだろうか。

-まず、物語の主人公、ジョニー・イングリッシュのキャラクターについて教えてください。

アトキンソン「結局何のかんの言っても、彼は憎めない存在なんだ。自己愛が強く背伸びして、迷惑はかけるけどね…。でも彼には悪気がないんだよ。そして登場人物一のまっとうな人間だ。」

-ジョニー・イングリッシュの1作目が2003年でしたが、それに比べて新作はいかがですか。

アトキンソン「今回は、1作目より大作なんだ。スケール的という意味じゃなくて志の高さでね! ただのパロディじゃなくて、ひねりをきかせたコメディにしたかったし、土台も固めて、より“らしさ”を出したかったんだ。たとえばアクションにしても、1作目よりは激しくなっているんだよ。ケーブルカーでの乱闘は代役を使ってるけどね…。あんなのは1作目にはなかったし、今回はずいぶん冒険しているよ。8年前の1作目がハードだったから、今回はソフトになってるべきなんだけど…逆だね。今回は、かなり冒険しているからハラハラドキドキの連続だったね! 生きているのが不思議なくらいだよ。今は完成してホッとしてるかな。」

「ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬」ではアクションシーンも見所のひとつ。(C) 2011 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

アクションにも果敢に挑戦したというアトキンソン。最大の見せ場では、バッキンガム宮殿の外のモールを、クォーターメインの電動車椅子に乗って高速で走り抜け、シークレット・サービスの追跡を逃れようとする場面があるという。

-車椅子でのアクションはいかがでしたか?

アトキンソン「車椅子は重心が高いしコーナリングやブレーキやアクセルも難しくて、前に傾くから危険なんだ! パワーをつけたかったから、80キロも出るゴーカートのエンジンをつけたんだよ。これはかなり重心が高くて、高速の車椅子だった。でもある時点から慣れてきたよ。」

-今作でパロディにもしているという“ボンド・ムービー”についてはどのような印象をお持ちですか?

アトキンソン「好きなジャンルだよ。みんなと同じようにボンドを見て育ったからね。ド派手でアクションありで機知にも富んでるし。狙いはオースティン・パワーズとは違うよ。だからパロディ色は弱くしたんだ。笑いの要素を強くしてこれでも派手さは控え目にしたんだよ。1作目は、ふざけたロジャー・ムーア版というか、ジョークで水増ししたような。だけど今度は軽妙だけど本格的なボンド映画だよ! 今回のほうが喜んでもらえるはずだよ。」

-最後にこの映画の見どころについて教えてください。

アトキンソン「ジョークが一番大事だと思ったから、うんと笑える場面を作ったんだ。盛りだくさんだから、一層楽しめるはずだよ。それからキャラも肉付けしたし、設定もとんでもないんだ。きっと一緒になって“いいぞ がんばれジョニー”という気持ちになってもらえると思う。おいしいところがいろいろあるからきっと楽しめると思うよ。だんだんと盛り上がっていくストーリー構成なんだけど、お約束のおバカは用意してあるのでドジっぷりを存分に楽しんでほしいな。」

「ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬」より。(C) 2011 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

『ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬』は1月21日(土)より有楽町スバル座ほかで全国ロードショーされる。寒さが予想されるこの週末。本作でハラハラドキドキと手に汗握ったり、大いに笑ったりして、カラダの中から暖かくなってはいかが?

(C) 2011 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
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(TechinsightJapan編集部 関原りあん)