イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】狂気のロッカー、マリリン・マンソン、ラスベガスでアブサンをあおってリムジン・ジャック。

数々の奇行と変態ぶりに、「世界一危ないロックン・ローラー」と呼ばれるオルタナティブ系アーティストのマリリン・マンソン(42)が、先月下旬にラスベガスで大暴れしていたことが分かった。

マンソンは先月29日夜、ラスベガスのホテル・ベラージオにあるクラブ「The Bank」で開かれたハロウィン・パーティに、仲間を連れて参加した。そこで彼は、アルコール度数が70から90とも言われる幻の酒「アブサン(absinthe)」をショットで何杯もお代わり。ハマる人は妙にハマるといわれるお酒だけに、すでにアブサン中毒である可能性が高い。

日付が変わり30日午前4時、一行はベラージオからは十数キロ離れている地元では人気のバー『Born and Raised』に移動し、そこでもお酒をぐびぐび。マンソンはマイクを握り、ドアーズの “Texas Radio” やジャスティン・ティンバーレイクの “Cry Me a River” を何度も歌い、ご機嫌にやっていた。

ところがスピーカーからのパチパチという雑音がうるさく、これにマンソンが苛立ち、「またストリップ(カジノホテルが並ぶ目抜き通り)に戻るぞ!」と言い、怒って店の外に出た。ところが呼んだはずの車がいくら待っても来ない。

ついにイライラを抑えきれなくなったマンソンは、“リムジン・ジャック” という暴挙に出た。全く別の客を待っている1台のリムジンを見つけ、ドライバーが携帯電話をかけようとした隙に彼に襲いかかり、その体を車から引きずり出すと自分が運転席に。だがドライバーもひるむことなくマンソンを逆襲、彼を引きずり降ろしてリムジンを守った。

ほんのイタズラ心であったと思われるが、カージャックは立派な犯罪であり、結果的には仲間にもカッコ悪いザマを見られてしまったマンソン。「ちょっと気が狂ってたな。でも許せ、オレはロックン・ローラーなんだ!」と叫び、その後は威嚇するような目つきでポケットからナイフを取り出し、それをチラつかせながら自分たちが呼んだリムジンを待っていたそうだ。

こういう危険な男と一緒の夜遊びを「スリリング。高級な店でお酒もタダで飲ませてくれるし」と言い、喜んでツルんでいる人たちが必ずいる。冷や汗が出る経験を1回でもしたら、そいつとは距離をおくべきである。さもなければいつかエライ目に遭うわけだが、その時に泣いても遅い。そいつは保釈金で自分だけさっさと檻の外に出るはずである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)