家庭にある電化製品がどの程度電力を消費し、それらを使用しなかった場合どのくらいの節電になるのかを瞬時に教えてくれるサイトが登場した。効果的な節電方法がランキング形式で分かるサイトも同時にリリースされた。
株式会社終作は、家庭での節電の効果が数字で分かるASPサイト「節電チェッカー(http://www.shusaku.co.jp/6t/sd/ha.html)」を今月23日に公開した。同時に、独自調査によって各電化製品の電力消費をランク付けしたWebサイト「効果的な節電方法(http://www.shusaku.co.jp/6t/sd/hw.html)」も公開。いずれも無料で利用できる。
今、テレビや雑誌では様々な節電方法が紹介されている。しかし、具体的にどのくらい節電でき、どの方法が一番効果的なのかは整理されておらず、情報が氾濫している状態だ。
そうしたもどかしさを解消してくれるのがこの2つのサイトだ。「節電チェッカー」は、家庭での節電の効果が数字で分かるASPサイトだ。先月の電気料金と今日の節電内容をフォームに入力するだけで、節電できた消費電力量と、普段の利用と比較して節電できた割合(=節電率)の2つの数字を瞬時に計算してくれるというものだ。
専門的な知識は不要だ。各フォームはたとえば「エアコン[ ]台の設定温度を1度下げた」というような設問になっており、電化製品の知識がなくても誰でも手軽に利用できる。
また、「効果的な節電方法」は、提供元である株式会社終作の独自調査によって各電化製品の電力消費をランク付けしたサイトだ。
サイトの特長は、「停電が予定される時間帯に使われる消費電力量」を数値化している点だ。節電が必要な、計画停電が予定される時間帯の消費電力量をリストアップすることで、優先して利用を控えるべき電化製品が一目で分かるようになっている。
さらに、このサイトでは電化製品別の消費電力量リストに加え、節電に関する一般的な注意事項や家屋別のチェックポイントも掲載。総合節電サイトとして活用できる。
節電のためには、やはり暖房や照明を控えることが重要とされているが、それに加えてエアコン並みに電力を消費する浴室乾燥や洗濯乾燥機、食器洗い乾燥機などの利用を控えることも大きな節電効果があるという。詳しくは上記のサイトへ。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)