writer : tinsight-yokote2

【巨大地震・盛岡から】その18 被災地の治安を守る! 他県から大型警官輸送車が続々岩手入り。

人々が苦悩と悲しみに打ちひしがれている東北の被災地で、「火事場泥棒」ならぬ「震災泥棒」が出現していることはご承知の通りです。こうした状況に他の都道府県から大勢の警察官が岩手入りし、被災地の警備に当たってくれるようになりました。
 
宮城県、福島県でも同様のようですが被災地では今、車上荒らしやATMからの現金窃盗、被災者やボランティアを装って他人の家や事務所などに忍び込んでは財産を盗む、休業中のコンビニ荒らし、そうした犯罪が増えてきました。誰もが激しい怒りを覚えています。

23日に、“7都道府県から警官が被災地に派遣され警備にあたる” という報道がありましたが、記者も盛岡市津志田で25日午後、何台にも連なった埼玉県警の護送車や水色の大型警官輸送車とすれ違いました。恐らく盛岡南インターチェンジを下りて来て、沿岸の被災地に向かってくれるのでしょう。避難所の皆さんも「泥棒がウロウロしていると聞いて、家に残してきたものが心配」と言っているだけに、これで安心です。

無念の死を遂げた方や避難している心底弱り切った方たちから財産を奪い取ろうとする、血も涙もない冷酷非道なこの震災泥棒たち。「不屈の日本」と海外から評される我々日本人の誇りをこれ以上穢してほしくはないものです。
(TechinsightJapan編集部 古瀬悦子)