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東京理科大から特許取得! スゴい自転車が登場

まさに「未来の自転車」だ。ハンドルを切りながらでも前輪を駆動できる、スゴい自転車が登場する。

株式会社GFIXは、東京理科大学より二輪駆動自転車の製品化に関する特許の独占的実施権を取得し、日本国内で二輪駆動自転車生産の独占的な許諾を受けたと発表した。これに伴い、走行性能をはるかに向上した二輪駆動自転車「FORTUNA(フォルトゥーナ)」プロトタイプを完成させた。

「FORTUNA」は、ローマ神話に伝えられる運命の車輪を司るという幸運の女神の名に由来して命名されたもので、ハンドルを切っても前輪を駆動できるのが特長だ。

従来の自転車は、ハンドルを切ると前輪の駆動ができなかったが、新・二輪駆動式ジョイントシステムという特別な設計でこの課題を解決。これにより、砂浜や砂利道、急坂や雪に覆われた道でもスムーズに走ることができる。

さらに、クロムモリブデン鋼やアルミ素材を多用することで大幅な軽量化も実現するなど、走行性能を一段と向上させている。

新・二輪駆動式ジョイントシステムを開発したのは、東京理科大学発のベンチャー企業である日本ロボティクス株式会社の代表・小関光弘氏だ。小関氏は、これまでに二輪駆動自転車に加えて折りたたみ自転車や話題の三輪式幼児二人同乗自転車などの設計に携わっており、独自技術による自転車開発には定評がある。

「FORTUNA」プロトタイプはテスト走行を重ねた後、一般販売されるが販売時期・価格等は未定。最新情報は株式会社GFIXのホームページ上で公開される見込みだ。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)