大阪と東京で開催された「サマーソニック」に出演するため、6日に来日していたカナダのパンク・バンド「Sum 41」。アヴリル・ラヴィーンの元夫で、同バンドのヴォーカルとギターを担当するデリック・ウィブリー(30)が、“バーで3人組に襲われた” という報道には驚いた方も多いと思う。 米国ではどう受け止められているかと言うと…。
大阪市内のバーで6日深夜、「サマソニ」にやはり出演するアーティスト、エバーラストのクルーと口論になり激化。その結果デリックは、“3人から暴行を受けて” 顔面から出血。運ばれた先の病院でのMRI検査では持病の椎間板ヘルニアの再発が確認され、医師はコンサートへの出演は無理と判断。しかし本人は “Twitter” で表明した通り、7日には無事「サマソニ」のステージに上がり、熱唱した次第である。
ところでこの報道について米国では、「襲われたというより、酒に酔って喧嘩になったのでは?」という見方が強い。彼に親しい人々がメディアに、「ティーンエイジャーのような男で、怒ると抑えが効かない。先に手を出したのもデリックなのでは?」などと語っているためだ。
こうした喧嘩では出血した方が被害者という印象が強いが、うーん確かに…。そもそも来日アーティストに、喧嘩っ早い暴漢が好んでやってくるような類の、いわゆる危ないお店を勧める人などいるものか。招聘元やお店のセキュリティ管理も問われ、犯人は逃走中というのであれば大阪府警のプライドにも関わってくるであろう。
“暴漢に襲われた” という主張には、やはりちょっと無理がある? いや、彼が本当に被害者であるとしたら、祖国の友人らにそう信じてもらえないことこそ大きな問題。 “普段の行いがやはり大事”、ということであろう。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)