企業にとってブログや掲示板などインターネット上の書き込みは、即効性と広がりの大きさが絶大な宣伝効果となる一方、ネガティブな情報も一気に広まってしまうことが頭の痛い所である。中には根拠のないクレームや悪意ある誹謗中傷なども掲載される場合がある。これらのネガティブ情報は「企業名」「商品名」などで検索を行った場合の検索結果の上位に表示されることがあり、企業の信頼を損なう深刻な風評被害に発展しかねない。
そこで役立つのが、100社以上の企業へのネット風評被害対策サービスを提供した実績を持つ株式会社エーディーシーが新たに開発し、26日より販売を開始した「ネット風評監視サービス」(http://adcw.jp/)だ。
これは、企業の信頼を脅かすネット上の風評被害を事前に防ぐことができるという画期的なサービスで、検索エンジンやブログ、掲示板、SNSなどの風評モニタリングを行い、企業の誹謗中傷や情報漏洩など風評被害につながる書き込みを報告してくれるというものだ。
最近はブログや掲示板にとどまらず、Yahoo!知恵袋などのQ&Aサイト、mixiなどのSNS、さらにはtwitterなどのソーシャルメディアまで、様々な情報発信スペースがあり、個々人で誹謗中傷がなされていないかを常時監視するのは極めて難しい状況となっている。しかし「ネット風評監視サービス」ならその心配も無用だ。mixiやtwitter、さらにはファイル共有サービスまで、あらゆる場所の常時監視を行い、ネガティブ情報を早期に発見・報告してくれるのだ。
「ネット風評監視サービス」では事前に想定される風評被害状況を分析し、関連性の高い検索キーワードを抽出、検索結果表示のモニタリングを有人監視にて実施する。
監視結果の定期レポートの提出はもちろん、ネガティブ情報を発見した場合は、適切な対策方法を迅速に提案してくれる。
対策方法の一例を挙げると、誹謗中傷が掲載されているサイトへの削除申請や、検索表示のアルゴリズムに則った関連キーワードの削除、検索結果にネガティブサイトが表示されなくする逆SEOの手法などだ。これらの対策を用いれば、企業の誹謗中傷の書込みを一般ユーザーの目に触れないようにすることができる。
コスト面も、初期費用が0円、月額3万円からとなっており、企業のイメージダウンを考えれば決して高くない投資と言えるだろう。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)