writer : techinsight

iPhoneからトイレをチェックして社会貢献 みんなでつくるUDトイレマップ「Check A Toilet」

赤ちゃんのいる人や障害を持っている人にとって多機能・多目的トイレの情報は重要だ。
理想のトイレがどこにあるかを中心として、自分の行動範囲が決まることさえある。しかし、一般公開されているトイレ情報だけではなかなかそのトイレの使い勝手の詳細まではわからない。
そこでNPO法人Checkは、外出先から日本全国約10万箇所以上ある多機能トイレ情報の登録・編集ボランティアを行うことができるiPhoneアプリ「Check A Toilet for iPhone」の配信を2010年5月18日から開始した。

本アプリは、外出先から「車いす対応トイレ」「ベビーシート」「トイレ内写真」などの情報を登録・編集することができる専用アプリである。

もちろん、「多機能トイレ」「手すり」「授乳室」などの設備情報も検索できる。

今後の展開として、車いすの方・高齢者、またはその家族にとどまらず、小さなお子さんを連れた家族が「気兼ねなく外出できる社会」を実現していくため、みんなで「Check」するインターネットプロジェクト「Check A Toilet」の拡大に向けて、自治体・事業者に対していっそうの連携を働きかけていくとしている。

なお、このプロジェクトは国内にとどまらず、アジアをはじめとして世界の各都市との連携も図っていくことが予定されている。

グルメ情報のような、個人の主観が大きいクチコミ情報とは異なり、使い勝手や清潔度など、客観的な情報を集約できる「Check A Toilet」は、ソーシャルアメニティ情報として有意義なものになるであろう。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)