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【飛鳥 銘の鑑定日記】変化していないものを探そう

こんにちは 占い鑑定士の飛鳥 銘です。

草食系とか肉食系とか婚活とか、昨今の男女を巡る現象を説明する用語として、いろいろな言葉が提唱されていますが、実際のところこれらは表面的な変化であって、本質的なことは何も変わっていないというのが私の意見です。
私たちは表面的な変化にばかり目を奪われがちですが、むしろ変わっていないものに目を向けたほうがよいでしょう。

たとえば、「婚活」ですが、別にこれは最近始まったわけではありません。恋愛結婚(旧世代からは自由結婚と呼ばれていました)がデフォルトになった1980年代以降は、恋愛=婚活でした。

これは考えてみると奇妙な話で、恋とか愛とかの究極が「結婚」だなんて誰も証明できません。でも、社会的な空気がそういうことになっていたので、「愛しているから結婚する」ということになりました。

それが最近になってわざわざ「婚活」などというまとまった活動で行われるようになったのは、結婚の手段としての恋愛が実は使い物にならないことがなんとなく分かってきたからでしょう。

私のところにも、数年前までは「結婚と恋愛は別なんでしょうか」というカワイイ質問が寄せられたものですが、今はそんな質問などされません。

昔から何も変わっていないこととして、【女性は「愛されること」に絶対の価値を置いていること】そして【男性は「恋愛」と「性欲」と「結婚」は完全別物であること】この2つです。

これをお互いに理解し合うのは、非常に困難なのですが、少なくとも「婚活」という金のかかる活動をするのでしたら、男女双方でなんらかの歩み寄りが必要です。

最近の表面的な変化は、結婚を巡る事情がやや男性寄りになってきたということです。

社会制度を女性が有利になるように変えていったら、男性が結婚を保留しだしたということですので、男性に有利とまではいかなくても「おおむね平等」な条件を出せるように変われば、男性も結婚に前向きになりますし、婚活などという厄介な仕事も必要なくなるでしょう。

どうぞ皆様ステキな週末をお過ごしください。
(TechinsightJapan編集部 飛鳥 銘)