writer : techinsight

日本の母親の5割弱が”育児ノイローゼ”。育児ノイローゼに関する調査結果まとまる。

育児ノイローゼを経験した女性は、何と半数にものぼるという。気になる調査結果が明らかになった。

モバイルマーケティングデータ研究所(MMD研究所)は、メディアインクルーズ株式会社が運営するモバイルメディア「ママイコ」との共同リサーチにより、育児ノイローゼに関する実態調査を実施し、その結果を発表した。

調査は今年3月末から4月中旬にかけて10代から40代以上の子どもを持つ女性を対象に行われ、636件の有効回答を得た。

まず育児ノイローゼの経験の有無について調査したところ、全体の約半数にあたる49.1%の母親が「育児ノイローゼだと感じた事がある」と回答した。また、回答者の多くが育児ノイローゼは母親の負担やストレスに起因していると認識していることもわかった。

そして、育児ノイローゼだと感じたことのある回答者を対象に、実際に誰に相談して育児ノイローゼを解消したかについて尋ねたところ、1位は「夫に相談して解消」で49.4%となった。

さらに、育児ノイローゼになってしまった時に母親にとって必要だと思う人間関係について調査したところ、9割以上の回答者が「夫の理解・協力」が必要だと回答した。世のほとんどの子を持つ女性が、育児ノイローゼ解消には夫の協力が必須であると認識していることがわかる。

調査ではこのほか、子供を強く叱りすぎて後悔した経験の有無についても尋ねた。その結果、「後悔したことがある」という回答が72.0%となった。

ストレスから、ついつい子どもに当たってしまうという人も多いようだが、やはり子どものためを思えば、グッとこらえる必要がある。そして、そうするためには、パートナーである夫の協力が必要不可欠だ。先日、東京・文京区長が職員や区民に対して男性の育児参加を促すべく、自ら率先して育児休暇を取り話題となった。男性の育児休暇取得が当たり前になる時代もそう遠くないだろう。

なお、今回の調査結果の詳細はMMD研究所のホームページにて公開されている。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)