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日本無線がワンセグ自主放送システム「Freeasy Cast」を発売

地域情報の提供や観光案内、グルメガイドなどで、ワンセグ自主放送が注目を浴びている。近年の携帯電話の進化により、GPS端末として地理情報を得ながら、ワンセグローカル放送で、その場所ならではの情報を得ることができる。

そうした状況の下、日本無線株式会社は、ワンセグ自主放送システム Freeasy Cast を2010年4月1日より発売する。ブラウザからIPネットワークでコンテンツの管理ができるソリューションである。

ユーザーは、PCやワークステーションでコンテンツ管理ツールを使って映像コンテンツを制作し、これをIPネットワークを通してコンテンツサーバーにアップロードする。
これがワンセグ変調器を通して、各基地局から配信されるという仕組みである。

コンテンツの内容をIP ネットワークを経由して、いつでも簡単に変更することができるので、常に最新の情報を提供可能である。

さらに、IPネットワークを利用して、ライブ映像の配信やデータ放送のリアルタイム更新も可能であるため、現在行われているイベントの内容をそのまま実況中継することも可能だ。

使用している ワンセグ専用の変調器により、システムの低価格化・省スペース化を実現するとともに、アンテナのラインアップにより、多彩な情報提供スポットを構築できるのが強みとなっている。

同社では、コンテンツ制作管理ツールからアンテナまでトータルのソリューションとして提供していくとしている。
(TechinsightJapan編集部 真田 裕一)