英国版『GQ』誌最新号の表紙を、このようなボンデージ・ルックでセクシーに飾った『ブロークバック・マウンテン』、『プラダを着た悪魔』などが大ヒットの女優アン・ハサウェイ(27)。特集ページでアンは、ゲイの兄についての正直な思いを口にした。
間もなく『バレンタイン・デー』、続いて『アリス・イン・ワンダーランド』と話題作が次々と公開となる、現在仕事運が抜群に良いアン・ハサウェイ。それらの作品のプロモーションを兼ね、同誌とのインタビューに応じた。
弁護士の父と女優の母を持ちNYで生まれた彼女は、兄と弟とともに熱心なカトリック信者として成長した。ところがアンが高校生になると、兄マイケルがゲイであるとカミング・アウト。それによりハサウェイ一家は、同性愛に理解を示さないカトリック教から離れている。
「家族全員で話し合って離脱を決めたわ。マイケルはとても大切な私たちの家族よ。そのマイケルを認めてくれないような宗教を、なぜ信じ寄付し続ける必要があるかしら?それからは“Episcopalianism(米国聖公会)”の教会に通うようになったの。」
だが新しく入信したEpiscopalianismには、結局なじめなかったというハサウェイ一家。アンは今、心の拠り所となる宗教を一つ持っている人のことを、とても羨ましいと感じてしまうと言う。
だが常に兄マイケルの味方であり、彼を誇りに思っている妹アンは、かつてより同性愛主義者の人々への応援を惜しまない。2008年にはオークションの収益120万円を、同性愛者や自分の性的指向に悩んでいる若者を対象とした、自殺防止のためのヘルプ・ラインを開設する組織「The Trevor Project」に寄付している。
アンは兄マイケルが苦悩していたその頃を思い出し、同性愛者やバイ・セクシュアルな人々の良き理解者でありたいと常に思っているそうだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)