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位置ゲーがついに、リアルな旅と融合! コロプラ×JTB・じゃらん、「コロ旅」発売

普段行かない場所へ楽しみながら旅をして、旅の楽しさとその地域の良さを再発見する……携帯電話の「位置ゲー」が、そのきっかけを提供してくれる。

株式会社コロプラは、株式会社ジェイティービー及び株式会社リクルートの旅行カンパニーに設置された調査・研究組織「じゃらんリサーチセンター」との連携により、コロプラが運営する位置ゲー「コロニーな生活☆PLUS」の中で、ユーザー向けに旅行の情報提供を行う「コロ旅(ころたび)」の提供を開始した。

携帯電話のGPSや基地局による位置情報を利用したゲーム、いわゆる「位置ゲー」のパイオニアである「コロニーな生活☆PLUS」は、位置連動型の携帯ゲームという特性から、出張などで移動の多いサラリーマンや旅行を好む中高年を中心に人気を集め、今年2月時点でのユーザー数は88万人を越えている。

今回、「コロ旅」が生まれた背景にあるのは、「地域振興」だ。JTBとじゃらんはどちら地域振興に注力しており、「出かけるきっかけを提供することで地域を元気にしたい」と考えるコロプラに賛同し、位置ゲーと連動した旅行パック「コロ旅」を協働で企画、販売することとなった。

じゃらんでは、既に昨年8月と9月の2回にわたって「コロプラバスツアー」を実証実験として企画している。その際は佐賀、長崎、福岡をめぐるツアーであったが、主に首都圏から合計120名弱のユーザーが参加し、再度開催を求める声や、別の地域や形態でのツアーを求める声が多く寄せられるなど大好評であったという。そのため、「コロ旅」が実現することとなった。

今回発表された「コロ旅」の第一弾は、岐阜を巡るツアーだ。企画からルート設計、実地検証、自治体との連携など、様々な面で3社が協力している。

「コロ旅」の詳細については、コロプラの画面等でツアーの告知を行っており、ツアーに関する問い合わせや申込みはそれぞれの旅行を催行する旅行会社の受付窓口で行っている。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)