2009年12月22日21時に200個限定で予約受付が開始されたクレバリーの不況箱(不幸箱in2009)。予約開始と共にアクセスが殺到しサーバーがダウンするなどユーザーの注目度の高さをうかがわせたこのアイテムだが、この箱が原因で正にクレバリーが不況に追い込まれそうな気配なのだ。
中身の実売価格が購入金額(送料+代引き手数料込みで3,000円程度)に満たないのは、ユーザーを残念な気持ちに陥らせるための”不況(幸)箱”ゆえ仕方がないだろう。自社サイトでも「ゴミ、ジャンク品の詰め合わせ」としているので、何が入っていても文句を言うなというのもわかる。しかし、様々なネットメディアや自社サイトやtwitterで「事前予約によるご注文のみ」「200個限定」「アタリの商品を着々と準備中」等と煽るだけ煽っておいて、実は一号店の初売りで購入可能であることが明かされる、予約数を増やす、などなどクレバリーの商魂たくましい姿勢がユーザーの逆鱗に触れたようだ。
更に火に油を注いでいるカタチになっているのがショップ公式のtwitterでの呟き。恐らく担当者側は深い意図も無く普段のノリで呟いているのだろうが、そこは文字のみで伝えることの難しさ。予約開始時間前後には「繋がらないってクレームの電話しても誰もでませんよー」など箱予約でピリピリしていたユーザーを嘲笑していると捉えられても仕方のない発言もチラホラと目に付く。実際、ネット上では「twitterでの店員の発言が非常に不快」「今回の一番の問題点」という声が大きい。
それらが引き金となり、価格.comでのユーザーレビュー評価欄は炎上、2ちゃんねるでは「クレバリー福袋詐欺被害者の会」というスレッドが立つなど祭り状態に。今までリピートしていたユーザーにも、今回の”不況(幸)箱”を機に「二度とこの店は使わない」とコメントされてしまうなど”不況(幸)箱”が自社を不況に追い込むのではと懸念されるこの状況、クレバリーは如何にして打開するのだろうか?
(TechinsightJapan編集部 北島要子)