writer : techinsight

パソコン内のデータを定期的に整理・整頓する人は、わずか1割 イメーションが調査

記録メディアメーカーのイメーションがパソコン内のデータ整理・管理に関する実態調査結果を発表した。それによると、パソコン内のデータを定期的に整理・整頓する人は、わずか1割で失いたくないデータは、個人情報よりも写真・音楽という実態が明らかになった。

調査は、国内の10代以上の男女、1000名に対して行われたが、 「パソコン内のデータ整理頻度」について聞いたところ、「定期的に整理している」と回答した人が13%で、約90%がパソコン内データの整理習慣がないことが明らかとなった。「整理しない(18%)」と回答した人に、その理由を聞いたところ「めんどくさい」「必要性を感じない」などが挙がり、様々な情報が蓄積されているパソコンのデータ整理の重要性に対する関心の低さが伺える結果となった。

6割以上の人が「最も失いたくないデータ」として、写真、音楽、映像といったコンテンツを選択。
パソコンのハードディスク内に保存されているデータの中で、「失った時に最もショックが大きいプライベートデータ」について回答を求めたところ、写真・画像/音楽/動画・映像データが63%、住所録/個人データ(ID・パスワードのリスト等)が33%という結果となった。

フロッピーディスクやMOドライブが主流だった頃、ユーザーは目的別にメディアをラベリングしてファイルを保存管理していたものだが、ハードディスクへの保存が主流になるにつれて、ファイルは思い思いの場所に乱雑に置かれているようだ。

「データの長期保存をする場合、どの記録メディアを最もよく利用するか」を聞いたところ、37%の人が光ディスク(CD/DVD/ブルーレイディスク)を利用し、USBフラッシュメモリ/メモリーカードが24%、外付/ポータブルハードディスクが23%となり、“長期保存”という観点からは、目的や用途に応じた使い分けがなされていない傾向が伺える。

記録メディアの特性として、光ディスクが長期保存に最も適しており、USBフラッシュメモリ/メモリーカードや外付/ポータブルハードディスクは取り扱い易いという特長があるものの、静電気や衝撃に弱いため、短期的なデータの保存・移動に適しているとされている。

理想を言えば、ハードディスクは全て二重化された上で、重要データを光ディスクに保存して、可能ならば地震などの衝撃にも耐えうる安全な場所、さらに理想を言えば遠隔地に保管するのが好ましいだろう。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)