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データ復元ソフト「ファイナルデータ9.0plus 特別復元版」を発売 AOSテクノロジーズ

昔はハードディスクの容量が極めて小さかったので、不要ファイルの削除は日常的な作業であった。現在ではハードディスク容量の大容量化により、無理にゴミ箱をカラにしなくても多くはさして支障はない。それにもかかわらずゴミ箱をカラにしてしまうのは、見られたくないデータがある場合が多い。
しかし、あとになってまた必要になるケースも多々あり、「あの時、ゴミ箱カラにしなければ良かった」と思うことがある。
そうしたときに、助けてくれるのがデータ復元ソフトである。
AOSテクノロジーズは、消えてしまったデータを後から復元するデータ復元ソフト「ファイナルデータ9.0 plus 特別復元版」を12月18日(金)より発売する。

同製品は、起動しなくなったパソコンもCDブートで復元が可能である。
9.0 plusでは、WindowsPEを搭載することで、CDブートによるハードディスクの認識率が向上した。
また、USBブート作成機能で、CDROMドライブがないパソコン用に復元機能付きのブート可能なUSBメモリを作成することができる。

ファイル情報などが破損したデータの復元、フォーマットされたドライブからのデータ復元、開放/損傷したパーティション上のデータ復元、Eメールの復元(Eメールメッセージの個別復元)が可能である。

幅広いOS・メディアに対応しており、 Windows7/95/98/Me/NT/2000/XP/Server2003/Vista/Server2008に対応しているほか、光学メディアとしてCD/DVD(CDFS/UDF1.02/UDF1.5/UDF2.0)などのメディアにも対応している。

今では笑い話であるが、ワープロ専用機世代は、どんなに時代が変わってもデータをフロッピーディスクに保管することが多い。社の命運をかけるような最重要データファイルが、フロッピーディスクに保管されていて、読み込めなくなったなどというトラブルも起きるのである。

そうしたケースでもこのツールで復元できる可能性が高い。ただし、「超機密ファイルにつき閲覧後直ちに削除すべし」というファイルもあるが、削除してもこのツールで復元できてしまうので、こういう場合にはデータ完全抹消ツールという別のツールを使うべきである。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)