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乱発されるMMORPG。格の違いを見せるか?期待のかかるもう一つのFF。

いよいよ発売の迫ったスクウェア・エニックスのプレイステーション3(以下PS3)用ソフト「ファイナルファンタジー13」(以下FF13)。一方でもう一つの「ファイナルファンタジー」に対する注目度も上がってきている。似たようなゲームが乱発されるMMORPGにおいて、ネームバリュー以上の格を見せつける事ができるだろうか?

『ファイナルファンタジー14』は本編では唯一のオンラインゲームだった「ファイナルファンタジー11」(以下FF11)の流れを汲むMMORPGで、グラフィックの向上や新たなシステムを搭載した言うなればオンライン版FFの最新作という事になる。音楽はシリーズ1作目から携わってきた植松伸夫氏が全曲担当しており、また、古くからのシリーズファンには、その独特のファンタジー世界が「FFらしい」とも好評価を得ている。そのためかつてのスタッフがほとんど関わっていないFF13以上に期待しているファンも多い。

だが、中には「リアルの生活が壊れる」と言って拒絶する人もいるFF11。サービス開始当初は何をするにしても時間のかかるゲームとして、お手軽さを求める人には敷居の高いゲームだった。今回のFF14ではそのあたりがどう調整されているのかも気になるところ。基本料金無料を武器に乱発される似たようなMMORPGの中で、人気シリーズの格を見せつける事ができるか?
(TechinsightJapan編集部 林 裕之)