ビヨンセの念願が叶い、マレーシアでの初コンサート開催が急遽許可され、チケットが発売開始となったのが先月のちょうど今頃。しかし相変わらずイスラム教徒による反発が強く、ビヨンセやダンサーのステージ衣装にも条件が設けられるなど、前途は多難と見られていた。25日に予定されていた『I AM…』マレーシア公演であったが、残念ながら延期が決定した。

25日夜8時、首都クアラ・ルンプールにある10万人収容の「ブキット・ジャリル・ナショナル・スタジアム」にて、ビヨンセは初めてのマレーシア公演を行う予定であった。

だが、「別の日程であらためてご連絡します。」という説明のもと、25日の『I AM…』マレーシア公演の延期が先ほど正式に発表された。

少し前に、ビヨンセのコスチュームを担当するスタッフを含めた数人が、現地のイスラム保守派グループ幹部とステージ衣装についての話し合いを持っており、きちんと合意に達したことから、延期しなければならなかった理由は別にあるようにも思われる。

「The New York Times」は今回の件に詳しい人の情報として、イスラム教徒による強い反発に断念したというよりも、むしろビヨンセ本人が、一身上の都合により延期を独断で決めてしまったと報じている。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）