ミニバンは子供のいる家族によく利用される車種だ。しかし、カリフォルニア州ヨセミテ国立公園にいる熊にとっては“ミニバン＝食べ物”という恐ろしい認識が出来上がってしまっているようだ。

ヨセミテ公園内で熊による被害に最も多い車種はミニバンだ。２００１年から２００７年の間に行われた調査によると公園内を訪れた車のうち７％のみがミニバンだったにも関わらず、熊によって引き裂かれるなどの被害を受けた車９０８台のうち、２９％がミニバンだった。

子供連れの家族がミニバンで公園を訪れ、食べ残したお菓子やこぼしたジュースの跡を残して去っていく。研究者の間ではこれらの繰り返しを熊が学習し、ミニバンをターゲットと認識するようになったのではないかと調査を進めている。
（TechinsightJapan編集部　村居唯衣）