イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】“自分のベッドで死にたい”。パトリック・スウェイジついに治療断念で自宅へ。

『ダーティ・ダンシング』、『ゴースト/ニューヨークの幻』の俳優パトリック・スウェイジ(57)は、昨年3月にすい臓ガンであることを公表し、壮絶な闘いを続けてきた。今年2月には苦しい抗がん治療を諦め、ニュー・メキシコに所有するランチ・ハウスに移り住んだが、少し前に体調を崩し再びLAの病院に入院。そして数日前、最期は自宅のベッドでという強い希望から、自宅に戻っていたことが分かった。

昨年1月にすい臓ガンと告げられたというスウェイジは、しかし大好きなタバコをやめることなく、持ち前の気力と体力とで前向きにガンと闘い、FBI捜査官役で人気を博したTV番組、『ザ・ビースト』にも再び出演し、お茶の間の人々に勇気と感動を与えた。

だがその後スウェイジは、苦しい治療を止め、痛みの緩和でよいと決断し、残された時間を愛する家族や馬たちと過ごしたいと、今年2月にはニュー・メキシコに所有する牧場付きの別荘に移り、そこで最期を迎えることになっても異存はないとしていた。

しかし軽い心筋梗塞を起こし、腸にもガンが広がっていることが分かり、再び「シーダーズ・サイナイ病院」のベッドで過ごす日々が始まった。大好きな牧場が目の前に広がるニュー・メキシコでの生活に戻ることが叶わないと知ったスウェイジは、妻のリサ・ニーミさんに、せめて自宅に戻り、自分のベッドで死にたいと要望したという。

彼のファッションは、今でも常にカウボーイ・ハットにジーンズ、そしてお気に入りのウェスタン・ブーツだ。だが、すでに移動は車いすになってしまっており、顔色は悪く、細い首筋や目、頬の落ちくぼみにはひどく切ないものがある。

今年1月、ABCニュースに妻を同伴して登場した彼は、キャスターのバーバラ・ウォルターとのインタビューで、ガン発覚当時、余命数週間という報道がなされたが、実は2年ほどが正しく、しかし喫煙を続けている以上進行が早いであろうと医師に告げられたと語った。

ヘビー・スモーカーだったことが病気にやはり関係していると分かったとし、あっという間に9キロくらい痩せ、白眼が黄色くなっているため、何かおかしいと直感して病院に行ったことを明らかにした。

もっと生きたい、だが喫煙はどうしてもやめられないと語っていたスウェイジ。そして彼の死後どう生きて行くか、考えるととても怖いと涙ぐむ妻リサさんの涙に、多くの人々の目頭が熱くなった。誰もが呼ぶように、やはりタバコはCancer Stickなのだ。吸わないに越したことはない。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)